はり灸サロンここいろのロゴですが、実は鍼灸を意味しています。
茶色の三日月っぽいものは「ここいろ(COCOIRO)」の「C」。 斜めの棒は鍼。 そして、背景の葉っぱはヨモギの葉っぱです。 お灸で使用する”もぐさ”はヨモギの葉っぱの裏に生えているうぶ毛を精製したものなのです。
お灸は「熱い」「ヤケドになる」などマイナスなイメージが多いです。
お灸にもさまざまな種類のお灸が存在します。
昔ながらの、肌に直接もぐさを置き火をつける透熱灸(とうねつきゅう)。
一瞬、チクっと熱さを感じます。
捻挫や急性期の時にこのお灸をすると腫れが引いたり、治りが早いです。
神経痛や関節痛にもこのお灸をする事で痛みの軽減がみられます。
肌ともぐさの間ににんいくや生姜を置いてする隔物灸(かくぶつきゅう)。
にんにく、生姜、みそ、塩、びわの葉などの薬効を狙います。
もぐさを筒状に固めたものを肌に触れないよう温める棒灸(ぼうきゅう)。
これはお灸の輻射熱で身体のツボを温めていきます。
肌に近づける距離で熱さを調整できます。
これも近づける距離と、温める時間を長くしすぎなければヤケドの心配はありません。
ご自身でセルフケアで行うときのも扱いやすいお灸です。
鍼の上にもぐさをつけ火をつける灸頭鍼(きゅうとうしん)。
お灸の輻射熱と鍼から伝わる熱により体を温めます。
たとえるなら、お風呂やこたつのような温かさです。
鍼を刺すので鍼灸の免許がない人には施術は難しいです。
膿がでるようなヤケドをする打膿灸(だのうきゅう)。
現在ではこのお灸をする鍼灸院は少ないです。
化膿する程のヤケドをする事で、膿が出て身体が楽になるそうです。
かなり熱く、そして痕が残るため私もまだ経験した事がありません…
薬局でも一般的に売られている温灸(おんきゅう)。
熱すぎず、ヤケドになりにくいため、扱いやすいお灸です。
温灸の種類である台座灸は日ごろのセルフケアで用いる方も多いです。
今は煙の少ない種類や火を使わないものも存在するため、火の心配もなくなりました。
などなど、他にもあげたらきりが無いくらいお灸には種類があります。
そのお灸のすべてがヨモギの葉っぱの裏に生えているうぶ毛のもぐさを用います。
では肝心のお灸の効果はどうなのでしょうか。
お灸には血中の白血球を増加させる作用があります。
白血球とは身体の中に入ってきた病原菌、ウイルス、細菌などと戦ってくれる細胞です。
つまり白血球が増加するということは免疫力がアップするという事。
女性に多い冷え性や月経痛、月経不順などにもお灸が効果的です。
また妊婦さんの逆子治療にもこのお灸が効果的で、逆子治療のツボもあります。
一説では、逆子になる原因は、母体の冷えにより胎児が大切な頭を守るために本来の向きではない頭を上にした逆さの状態になるといいます。
そのため、足の冷えをとるツボにお灸をし、母体の冷えがなくなると胎児が元の向きに戻るのだと考えられています。
昔は悪いことをしたら「お灸を据えられる!」とお仕置き的なお灸でもありますが、冷え性やホルモンバランスの調整にいいと雑誌などでとりあげられてから、若い女性にもじわじわ人気がでてきています。
煙の出ないものや臭いもアロマの香りのするものも販売されています。
私の個人的な好みでは、やはりもぐさの燃えるあの匂いが好きなんですが。。。
お灸には種類も様々あり、症状によって手技も変えています。
場合によってお灸で温めると症状が悪化することもあるため、症状と一人ひとりの体質によっても変えています。
温めてはいけない炎症が起きている状態でお灸をすると炎症が悪化します。
またお灸の熱量がその人の体に対して大きいとのぼせたようになります。
また同じお灸でも、人によって熱いと感じる温度はそれぞれ違い、そしてお灸をする身体の部位でも熱さの感じ方が違います。
つらい肩こり、腰痛、膝痛。
冷え性や、月経不順、月経痛、便秘。
様々な症状に対してアプローチすることも可能です。
扱い方を間違えなければ、ヤケドになったり痕が残る事もありません。
実際に、皆さんお灸をするまでは「熱くないですか?」「怖いな~」とドキドキしながら受けていただいています。
でも受けてみると「背中にストーブがあるみたい」「こたつみたい」と心地よく感じていただけています。
直接肌にお灸をする分に関しては「一瞬チカってする」という感想が多いです。
そして、なんと、温灸を美容鍼をする前に施術すると、美容鍼の効果が上がるんです!
継続して美容鍼を続けていただいていた方に、前処理で温灸で施術した後に鍼をすると、いつもよりほうれい線の線が消えている!という感想がありました。※あくまで個人の感想です。
お灸で、免疫力もアップしながら、身体のケアとお顔のケアをしていきましょう。
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